免許状更新講習の講師として宮古島と石垣島を訪れた。今回担当したのは「教育の最新事情」という必修講習で,心理学の立場から「子どもの発達についての最新の知見」と「子どもの生活の変化を踏まえた課題」をレクチャした。琉球大学では毎年心理学系教員に免許状更新講習のオファーが来る。昨年着任した私にもオファーが届いた。複数回開催される講習の中に離島で開催されるものがあった。オブリゲイションの講習なので講師を担当するのであればこの機会に離島に行きたいと考えた。このような講習は現職教員の知識のアップデートの機会であるが,担当する講師にとっては現職教員から現場の話を聞く機会となる。沖縄本島の知見はフィールドワーク系授業で交流する現職教員や大学院生として学んでいる現職教員から聞くことが可能だが,離島の話は耳にするチャンスが少ない。そんなわけで宮古島か石垣島に行こうと思った。他の心理学系の教員と簡単な調整をしたら「淡野さん,是非離島に行ってよ。」と言われた。私は沖縄好きで琉球大学に来ているので離島に行くことは歓迎だが,沖縄が地元の教員や沖縄にそこまで思い入れがない教員は離島に出向くことはシンプルに手間がかかることで敬遠の対象である。事務に「離島の講習を担当しても良い。」と回答したら「淡野先生,宮古島と石垣島の両方を担当いただけませんか。」と言われた。問題ないと回答したら,宮古島開催の講習と石垣島開催の講習を担当する,沖縄本島から宮古島,宮古島から石垣島,石垣島から沖縄本島に戻る4泊5日の免許状更新講習旅行となった。
講習を受講する現職教員には私と同い年の教員もいて,学部を卒業して月日が経ったのだと感じた。私はこの1か月の間,暇つぶしでFacebookをしている。学部の同級生と繋がり,この夏は免許状更新講習を受けていると聞いた。感慨がある。
講習では「子どもの発達についての最新の知見」と「子どもの生活の変化を踏まえた課題」というシラバス上のテーマに対応させる形で,発達障害(developmental disorder),セクシャルマイノリティ(sexual minority),心理学概観(overview of psychology),心理学的測定(psychological measurement)をレクチャした。講習内容の具体的構成は講師に委ねられていて,今回私がこれらの項目をピックアップしたのは,琉球大学の学生から,また,7月の免許法認定講習の際に現職教員から,これらの項目に対して大きなリアクションを受けたからである。心理学を専門とする大学教員として生活していると当たり前で気にかけないような項目であっても,初学者としての大学生や学術から少し離れて実務を行なっている教員にとっては関心や驚きの対象となることは珍しくないようである。
講習の際に収集した受講者のリアクションを参照すると,7月に実施した免許法認定講習と同様に,今回受講し内在化した心理学的知見を日日の教育で活かせそうだ,日日の自身の教育を心理学的に再認識することができた,あるいは,日日の感覚を心理学的に言語化できた,といったリアクションがあったが,今回の講習では反応バイアス(response bias)と確証バイアス(confirmation bias)について幾分時間を割いてレクチャしたので,それらに対する反応が多く見られた。例えば,反応バイアスについて,学校生活(e.g. 友人関係,いじめ,学業成績)に関する質問紙調査における児童生徒の自己評定では記名とするか無記名とするか,あるいは,無記名だが席順や筆跡で同定するか,といった方法が採用されるが,小学校高学年ともなればそのあたりは察しがつくので教員としても調査方法を工夫しようという反応があった。確証バイアスについて,学級配属の際の申し送り事項や生徒指導上の評価においてその評価の主観性と客観性,あるいはその評価を受け取ってからの児童生徒の評価を見直したいという反応があった。
講習を終えて,現職教員のポジティヴなリアクションを得たことに加えてこのような講習に慣れて来たという実感があり満足できた。講習の実施方法にはヴァリエイションを持たせることもできそうだ。時間数や人数によって取り組みを変えることもしてみたい。天候は毎日晴れで,綺麗な空と海を眺めることができ,それだけでも良い毎日だった。
宮古島と石垣島を訪れた出張旅行の横道を端的に記しておく。事務に確認したところ,移動日や講習の空き時間は自由に過ごせるとのことだったので,読書したりワークアウトしたりしていた。宮古島を訪れたのは初めてだった。宮古島出身の学生が「宮古の海は抜群に綺麗ですよ。」と言っていたが,私もそう思った。一説には,宮古島は川らしい川がなく淡水が海に流入しないことに加えて,開発が限定的なために沖縄の中でも類比的に海が綺麗らしい。行動範囲の制約があったために著名なビーチには行けなかったが,パイナガマビーチで軽く泳いだ。ビーチの概要は以前のブログに書いてある。宮古島のホテルの部屋にはツアー会社が撮影した宮古島近海のサンゴと熱帯魚の写真が飾られてあった。このような写真はインテリアとして成立しているので良いと思う。フライヤー(flyer)やリーフレット(leaflet)やパンフレット(pamphlet)がホテルにずらっと並べられることは日本でも世界でもリゾートではよくあることだが,このような写真はスマートである。写真の詳細を知るために隅に書かれた文字を読めば場所がどこかが分かり,そのツアーに参加したい人にとってはどこのサーヴィスがツアーを提供しているかが分かる。宮古島から石垣島に移動する際,多良間島の眺めが楽しめた。石垣島から沖縄本島に帰る際には,石垣島のリーフが綺麗に見えた。宮古島と池間島の先にある八重干瀬(やびじ)も目視でき,小規模なリーフが点在していた。私はAustraliaのGreat Barrier Reefを何度か訪れたが,名前の通りあちらは広大なのだと認識した。毎日晴れた。3月に石垣島を訪れた時の曇天とは比べものにならなかった。沖縄は夏以外でも気温が高く綺麗な空と海を楽しむことができるが,高気圧に覆われる夏は波も穏やかで空と海の青さが強くて良いと思う。各講習では事務担当者がいて講義がしやすかった。プロジェクタやマイクの調整,出欠確認,資料配布,書類回収,タクシーの手配などに際して丁寧に対応してもらえた。地方の国立大学法人の大学では概ねそうだが,昨今は助手やTA(teaching assistant)がサポートしてくれることはほとんどない。講義であれば,自分でPCを運び,プロジェクタに接続し,マイクを調整し,資料を印刷し,資料を配布し,回収する。撤収も自分で行う。当然と言えば当然だが,誰でもできるようなことだから誰かがやってくれれば専門性を高めるサムシングができるのにとも思う。資料の印刷などは,印刷機が不調になったり,他に印刷をしている教員がいれば順番を待ったりする必要があり,枚数が多い資料を印刷する際などには1時間を要することもある。今回はその辺りのことを大学あるいは現地の担当者にしてもらえたので負担がなくて良かった。
宮古島が好きになった,プライヴェイトでもまた訪れたい。「琉球大学にいれば出張で離島に行くことがあるかも。」と期待していたら,実際に今回のような出張が入って楽しめた。宮古島であれば講師などで毎月訪れてもいい。琉球大学の教員には,研修会の講師や,助言担当や,共同研究で,宮古島を毎月訪れる教授や,石垣島を毎月訪れる准教授などがいる。私もやってもいい。
PROFILE
淡野将太 たんのしょうた 博士 (心理学) Syota TANNO, Ph.D.
淡野将太です。専門は心理学です。琉球大学で准教授を務めています。
Syota TANNO Ph.D., Associate Professor, University of the Ryukyus, Japan.
淡野将太です。専門は心理学です。琉球大学で准教授を務めています。
Syota TANNO Ph.D., Associate Professor, University of the Ryukyus, Japan.
Curriculum Vitae
Curriculum Vitae (Updated 19 September 2024)
Academic Degrees
2011年3月 広島大学 大学院教育学研究科 教育人間科学専攻 博士課程後期 博士 (心理学)
(Ph.D., Psychology, Hiroshima University, March 2011)
2008年3月 広島大学 大学院教育学研究科 心理学専攻 博士課程前期 修士 (心理学)
(M.A., Psychology, Hiroshima University, March 2008)
2006年3月 奈良教育大学 教育学部 教育・発達基礎コース 心理学専攻 学士 (教育学)
(B.A., Education, Nara University of Education, March 2006)
2002年3月 奈良県立畝傍高等学校
(Unebi Senior High School, March 2002)
Careers
2016年4月 - 琉球大学教育学部 准教授
(Associate Professor, University of the Ryukyus, April 2016 - Present)
2023年4月 - 2024年3月 University of New South Wales, Visiting Fellow
(Visiting Fellow, University of New South Wales, April 2023 - March 2024)
2014年4月 - 2016年3月 島根大学教育学部 講師
(Lecturer, Shimane University, April 2014 - March 2016)
2011年7月 - 2011年9月 University of New South Wales, Visiting Fellow
(Visiting Fellow, University of New South Wales, July 2011 - September 2011)
2011年6月 - 2014年3月 広島大学大学院教育学研究科 助教
(Assistant Professor, Hiroshima University, June 2011 - March 2014)
2011年4月 - 2011年5月 広島大学大学院教育学研究科 研究員
(Research Associate, Hiroshima University, April 2011 - May 2011)
2010年3月 - 2010年5月 University of New South Wales, Visiting Fellow
(Visiting Fellow, University of New South Wales, March 2010 - May 2010)
2008年4月 - 2011年3月 日本学術振興会 特別研究員 (DC1)
(Research Fellow of the Japan Society for the Promotion of Science (DC1), April 2008 - March 2011)
Affiliations
日本心理学会
(Japanese Psychological Association)
日本教育心理学会
(Japanese Association of Educational Psychology)
Research Interests
教授学習,宿題
(Teaching and Learning, Homework)
攻撃行動,やつ当たり
(Displaced Aggression and Triggered Displaced Aggression)
Publications
淡野 将太 (準備中). 知能 中尾 達馬・泊 真児・田中 寛二 (編著). 心理学 (pp.xx-xx). ナカニシヤ出版 (Tanno, S. (in preparation). Book chapter. In Japanese.)
淡野 将太 (準備中). 動機づけ 中尾 達馬・泊 真児・田中 寛二 (編著). 心理学 (pp.xx-xx). ナカニシヤ出版 (Tanno, S. (in preparation). Book chapter. In Japanese.)
Tanno, S. (2024). Sabbatical experiences and beyond: Enrichment and integration in psychology research and education. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 105, 71-74.
Urauchi, S., & Tanno, S. (2024). Homework and teacher: Relationships between elementary school teachers' beliefs in homework and homework assignments. Japanese Psychological Research, 66, 290-301. https://doi.org/10.1111/jpr.12412
淡野 将太・中尾 達馬・廣瀬 等・城間 吉貴 (2023). 教員養成課程における入学前教育の実施と評価 琉球大学教育学部紀要, 103, 9-15. (Tanno, S., Nakao, T., Hirose, H., & Shiroma, Y. (2023). Pre-entrance education and self-evaluation of incoming university students. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 103, 9-15. In Japanese.)
淡野 将太・浦内 桜・越中 康治 (2023). 小学校教師の宿題研究に対する認識 琉球大学教育学部紀要, 103, 1-7. (Tanno, S., Urauchi, S., & Etchu, K. (2023). Homework research and teacher: Interview with an elementary school teacher on psychological homework studies. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 103, 1-7. In Japanese.)
淡野 将太・浦内 桜・越中 康治・Chuang Chi-ching (2022). 小学校の宿題量評定における学年考慮の重要性 琉球大学教育学部紀要, 101, 5-7. (Tanno, S., Urauchi, S., Etchu, K., & Chuang, C. (2022). Importance of consideration for grade levels on homework evaluation in elementary school. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 101, 5-7. In Japanese.)
淡野 将太 (2022). 心理学の学術誌論文の執筆指導 琉球大学教育学部紀要, 101, 1-4.
浦内 桜・淡野 将太・越中 康治 (2022). 小学校における宿題の内容に関する研究 琉球大学教育学部紀要, 100, 1-6.
Tanno, S. (2022). A descriptive review of research on peace education concerning Okinawa. Okinawan Journal of Island Studies, 3, 103-114.
淡野 将太 (2022). PTSDと戦争 池上 大祐・波多野 想 (編著). 島嶼地域科学を拓く――問い直す環境・社会・歴史の実践―― (pp.156-159). ミネルヴァ書房 (Tanno, S. (2022). Book chapter. In Japanese.)
淡野 将太 (2022). トラウマとPTSD 池上 大祐・波多野 想 (編著). 島嶼地域科学を拓く――問い直す環境・社会・歴史の実践―― (pp.151-155). ミネルヴァ書房 (Tanno, S. (2022). Book chapter. In Japanese.)
淡野 将太・浦内 桜 (2021). 琉球大学とUniversity of Guam間のCOILを用いた心理学教育 琉球大学教育学部紀要, 99, 45-48. (Tanno, S., & Urauchi, S. (2021). Psychology education via COIL between University of the Ryukyus and University of Guam. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 99, 45-48. In Japanese.)
浦内 桜・淡野 将太 (2020). 小学校教師の宿題を用いた学習指導 琉球大学教育学部紀要, 97, 271-274.
淡野 将太・波照間 永熙 (2020). 小学校における自己調整学習と学業成績の関連 琉球大学教育学部紀要, 97, 275-277. (Tanno, S., & Hateruma, E. (2020). Relationship between self-regulated learning and grade level in elementary school. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 97, 275-277. In Japanese.)
越中 康治・目久田 純一・淡野 将太・徳岡 大・中村 多見 (2020). 道徳の教科化と評価の導入に対する教員の認識 宮城教育大学教育キャリア研究機構紀要, 2, 83-91.
越中 康治・目久田 純一・淡野 将太・徳岡 大 (2019). 国民意識と道徳教育均質化志向及び道徳の教科化への態度との関連 宮城教育大学紀要, 54, 425-431.
屋良 皇稀・淡野 将太 (2019). 児童の登校を巡る意識に関する研究 琉球大学教育学部紀要, 95, 57-63.
淡野 将太 (2019). 人はなぜやつ当たりをするのか?その心理学的分析 論座, 2019年6月12日. (Tanno, S. (2019). Displaced aggression. Online media article. In Japanese.)
淡野 将太 (2018). ソーシャルメディアを用いた対人交流 琉球大学教育学部紀要, 93, 1-5. (Tanno, S. (2018). Interpersonal networking through social media. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 93, 1-5. In Japanese.)
淡野 将太 (2017). 遊びから見た幼児期の仲間関係の発達に関する心理学卒業研究指導報告 琉球大学教育学部紀要, 91, 1-8. (Tanno, S. (2017). Instruction report of graduation research on peer relationships and play in childhood. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 91, 1-8. In Japanese.)
淡野 将太 (2017). 幼児期におけるごっこ遊びの様相に関する心理学卒業研究指導報告 琉球大学教育学部教育実践総合センター紀要, 24, 45-52. (Tanno, S. (2017). Instruction report of graduation research on pretend play in childhood. Bulletin of Faculty of Education Center for Educational Research and Development, 24, 45-52. In Japanese.)
淡野 将太 (2016). 保育における主体性育成 平成27年度島根大学教育学部附属学校園研究紀要, 22.
淡野 将太 (2015). 心理学と幼児教育 島根大学教育学部附属幼稚園平成26年度実践集録, 37.
淡野 将太 (2015). 幼稚園教育における環境構成とモデリング 平成26年度島根大学教育学部附属学校園研究紀要, 15.
淡野 将太・内田 祐 (2015). 保育学教育としての絵本作成 島根大学教育臨床総合研究, 14, 167-179. (Tanno, S., & Uchida Y. (2015). Picture book construction for childcare education. Bulletin on Center for Supporting Education, Shimane University, 14, 167-179. In Japanese with English abstract.)
Tanno, S., & Isobe, M. (2014). Effect of a psychoeducational intervention on displaced aggression. Memories of the Faculty of Education, Shimane University, 48, 39-42.
Tanno, S. (2013). Using communication papers to facilitate interactive instruction. Hiroshima Psychological Research, 13, 239-242.
淡野 将太 (2013). やつ当たりの研究パラダイム 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 62, 99-104. (Tanno, S. (2013). Research paradigm of displeced aggression. Bulletin of the Graduate School of Education, Hiroshima University, Part. Ⅲ (Education and Human Science), 62, 99-104. In Japanese with English abstract.)
Tanno, S. (2012). Classroom interaction and instructional design. Hiroshima Psychological Research, 12, 279-284.
Tanno, S. (2012). The effects of interpersonal relationships on triggered displaced aggression. Kazama Shobo. (Book publication, ISBN-13: 9784759919424)
Tanno, S. (2011). Taking over research styles and instructional modes of leading researcher. Hiroshima Psychological Research, 11, 333-338.
徳岡 大・山縣 麻央・淡野 将太・新見 直子・前田 健一 (2010). 小学生のキャリア意識と適応感の関連 広島大学心理学研究, 10, 111-119.
淡野 将太 (2010). 置き換えられた攻撃研究の変遷 教育心理学研究, 58, 108-120. (Tanno, S. (2010). Research on displaced aggression and triggered displaced aggression: A review. Japanese Journal of Educational Psychology, 58, 108-120. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2009). 地位が低い攻撃対象者に対するTDAに及ぼす関係性の調整効果 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 58, 193-198. (Tanno, S. (2009). The moderating effect of relationships on triggered displaced aggression towards low-status targets. Bulletin of the Graduate School of Education, Hiroshima University, Part. Ⅲ (Education and Human Science), 58, 193-198. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2009). ひとりで遊んでいる子どもの社会的行動特徴――静的遊びについて―― 発達研究, 23, 107-114. (Tanno, S. (2009). Social behavior of children playing alone: In the case of solitary passive play. Human Developmental Research, 23, 107-114. In Japanese with English abstract.)
若山 育代・岡花 祈一郎・一色 玲子・淡野 将太 (2009). 5歳児の協働描画の成立要因に関する一考察――非再現的表現「お化けトラック」を取り上げて―― 学習開発学研究, 2, 51-60.
淡野 将太 (2008). 攻撃の置き換え傾向とTDAパラダイムにおける攻撃評定の関連 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 57, 221-224. (Tanno, S. (2008). Relation between trait displaced aggression and aggressive responding in triggered displaced aggression paradigm. Bulletin of the Graduate School of Education, Hiroshima University, Part. Ⅲ (Education and Human Science), 57, 221-224. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2008). ひとりで遊んでいる子どもはどのように遊びを変化させるのか?――自由遊び場面における非社会的遊びの変化プロセス―― 発達研究, 22, 263-270. (Tanno, S. (2008). How do preschool children playing alone change over their play?: Change process of nonsocial play in free play. Human Developmental Research, 22, 263-270. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2008). 置き換えられた攻撃の誘発(TDA)に及ぼす挑発者および攻撃対象者の地位の影響 教育心理学研究, 56, 182-192. (Tanno, S. (2008). Status of provocateur and target, and triggered displaced aggression. Japanese Journal of Educational Psychology, 56, 182-192. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2008). 攻撃の置き換え傾向尺度(DAQ)日本語版作成に関する研究 教育心理学研究, 56, 171-181. (Tanno, S. (2008). Japanese version of the Displaced Aggression Questionnaire. Japanese Journal of Educational Psychology, 56, 171-181. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太・前田 健一 (2007). 大学生とニックネーム ――ニックネームの由来とニックネームに対する感情について―― 広島大学心理学研究, 7, 311-314. (Tanno, S., & Maeda, K. (2007). University students and nicknames: The origins of nicknames and the feelings toward nicknames. Hiroshima Psychological Research, 7, 311-314. In Japanese with English abstract.)
越中 康治・新見 直子・淡野 将太・松田 由希子・前田 健一 (2007). 攻撃行動に対する幼児の善悪判断に及ぼす動機と目的の影響 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 56, 319-323.
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淡野 将太・前田 健一 (2006). 自由遊び場面における幼児の非社会的遊びの変化 広島大学心理学研究, 6, 249-256. (Tanno, S., & Maeda, K. (2006). The change of non-social play of preschool children in free play. Hiroshima Psychological Research, 6, 249-256. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太・前田 健一 (2006). 日本人大学生の社会的行動特徴としての甘えと文化的自己観の関連 広島大学心理学研究, 6, 163-174. (Tanno, S., & Maeda, K. (2006). The relations between amae as a social behavior of Japanese college students and cultural construal of self. Hiroshima Psychological Research, 6, 163-174. In Japanese with English abstract.)
越中 康治・江村 理奈・新見 直子・目久田 純一・淡野 将太・前田 健一 (2006). 幼児の社会的適応と攻撃タイプ(4) 広島大学心理学研究, 6, 141-150.
越中 康治・江村 理奈・新見 直子・目久田 純一・淡野 将太・前田 健一 (2006). 幼児の社会的適応と攻撃タイプ(3) 広島大学心理学研究, 6, 131-140.
越中 康治・目久田 純一・淡野 将太 ・前田 健一 (2006). 制裁としての攻撃に対する幼児の善悪判断に及ぼす損害の回復可能性の影響 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学領域), 55, 237-243.
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