現在のところ,淡野研究室のゼミ生ふたりが卒業論文で絵本研究を行う予定はなさそうなので,私は,授業で絵本を作ることにした。後期,私が担当する授業には,人間生活環境教育講座の教員とオムニバス形式で担当する大学院の授業「家庭科教材開発研究特論」と,教授と共同担当する学部の授業「くらしと人間発達内容構成研究」がある。私は,大学院の授業は3回担当し,学部の授業は5回担当する。それぞれの授業で,それぞれの授業テーマに即した絵本作成を行うことにした。
文部科学省の中学校家庭の学習指導要領および高等学校家庭の学習指導要領を参照すると,授業において絵本を作成して絵本に親しむことは有益であると考えられる。中学校学習指導要領「第2章各教科」「第8節技術・家庭」「2内容」には,「(3)幼児の生活と家族について,次の事項を指導する。」として,「イ幼児の観察や遊び道具の製作などの活動を通して,幼児の遊びの意義について理解すること。」 とある。これに対して,中学校学習指導要領解説技術・家庭編「第2章技術・家庭科の目標及び内容」「第3節家庭分野」「2家庭分野の内容」「A家族・家庭と子どもの成長」には,「幼児の遊び道具については,子どもの成長やコミュニケーションを促す上で大切であることに気付くようにする。また,遊び道具には様々なものがあり,例えば,市販の玩具・遊具,絵本などのほか,自然の素材や身の回りのものも遊び道具になること,言葉や身体を用いた遊びもあること,伝承遊びなどのよさなどにも気付くようにする。その際,安全な遊び道具と遊び環境についても考えることができるようにする。」とある。高等学校学習指導要領「第2章各学科に共通する各教科」「第9節家庭」「第2款各科目」「第3生活デザイン」「2内容」には,「オ子どもとの触れ合い」として,「子どもとの触れ合いを通して,子どもの生活と遊び,子どもの発達と環境とのかかわりなどについて理解させ,子どもと適切にかかわることができるようにする。」とある。これに対して,高等学校学習指導要領解説家庭編「第1部各学科に共通する教科「家庭」」「第2章各科目」「第3節生活デザイン」「2内容とその取扱い」「オ子どもとの触れ合い」には,「子どもとの触れ合いについては,例えば,幼稚園や保育所等を訪問して,幼児と一緒に遊んだり,絵本の読み聞かせを行ったりすることが考えられる。」とある。高等学校学習指導要領「第3章主として専門学科において開設される各教科」「第5節家庭」「第2款各科目」「第2節課題研究」「2内容」には,「(2)作品製作」がある。これに対して,同じく高等学校学習指導要領解説家庭編「第2部主として専門学科において開設される教科「家庭」」「第2章各科目」「第2節課題研究」「第2内容とその取扱い」「2内容」「(2)作品製作」では,「例えば,被服製作や手芸などの作品製作とファッションショー,テーマに基づいた料理づくり,パンやケーキづくりと販売,食のトータルコーディネート,絵本や遊具づくりなどが考えられる。」とある。 高等学校学習指導要領「第3章主として専門学科において開設される各教科」「第5節家庭」「第2款各科目」「第6子ども文化」「2内容」には,「(3)子どもの表現活動と児童文化財」に「イ言語表現活動」がある。これに対して,高等学校学習指導要領解説家庭編「第2章各科目」「第6節子ども文化」「第2内容とその取扱い」「2内容」「(3)子どもの表現活動と児童文化財」には,「お話の効用として,想像力と思考力を育てる,人間関係を深める,言葉の力や話を聞くことを楽しむ,読書への素地づくりをするなどを取り上げて理解させる。絵本には,多種多様なものがあるが,一人一人の興味・関心に合った選択が必要であることを理解させ,読み聞かせができるようにする。」とある。 高等学校学習指導要領「第3章主として専門学科において開設される各教科」「第5節家庭」「第2款各科目」「第6子ども文化」「2内容」には,「(5)子ども文化実習」「3内容の取扱い」として,「(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。イ内容の(5)(i.e. 子ども文化実習)については,内容の(3)(i.e. 子どもの表現活動と児童文化財)の表現活動や関連する児童文化財の中からいずれかを取り上げて実習をさせること。また,児童福祉施設,社会教育施設等との連携を図り,子どもとの交流を体験させるようにすること。」とある。これに対して,高等学校学習指導要領解説家庭編「第2章各科目」「第6節子ども文化」「第2内容とその取扱い」「2内容」「(5)子ども文化実習」には,「ここでは,内容の(3)の子どもの表現活動と児童文化財のアからエ(i.e. ア造形表現活動,イ言語表現活動,ウ音楽・身体表現活動,エ情報手段などを活用した活動)までの中からいずれかを取り上げて,創作活動や製作等の実習を行う。例えば,絵画や折り紙などを用いた壁面構成,お話,絵本,紙芝居,人形劇,パネルシアターなどの創作や製作,歌,ミュージカル,演劇などの創作や上演などが考えられ,地域の児童福祉施設,社会教育施設,児童文化施設などと連携を図り,地域の子どもとの交流を体験させるようにする。」とある。 絵本に関する言及がある点から,絵本を作成して絵本に親しむことは,授業として有益であると考えられる。因みに,小学校学習指導要領解説家庭編には,絵本に関する記述はない。
大学院の授業「家庭科教材開発研究特論」では,ひとりは「トントントン」という絵本を作成し,ひとりは「かのちゅーたろう」という絵本を作成した。「トントントン」は,「トントントン なんのおと?」という問いが繰り返し提示され,読み手は絵を見ながら問いに回答して読み進める構成になっている。作者の彼女は,この構成によって,同じ言葉の繰り返しによってリズムを楽しむことができる,「トントントン」というリズムが生活の様様な場面において登場することを学ぶ事ができる,とした。「かのちゅーたろう」は,主人公である蚊のちゅーたろうの1日を物語化し,飛び回る中で色色なものに出会い,最後は飛び疲れて家に帰る構成になっている。作者の彼は,この構成によって,同型の出会いを反復提示することで読み手が楽しめる,たくさん動くと疲れるという現象は生物において普遍であることを学ぶことができる,蚊の登場により季節感を感じられる,とした。
私は,「サリーとアン」という絵本を作成した。「サリーとアン」は,サリーがカゴに入れたビー玉を,サリーがその場を離れている間にアンがカゴの隣にある箱に移し,サリーが戻って来てビー玉を探す際に,カゴと箱のどちらを探すのかを読み手に問う構成になっている。この構成によって,読み手が「サリーがビー玉がある場所が変わったことを知らないこと」を把握できるかを問うことができる。これは,心の理論(theory of mind)を測定するためにBaron-Cohen, Leslie, & Frith(1985)の論文「Does the autistic child have a "theory of mind" ? Cognition, 21, 37-46.」で用いられた課題を絵本化したものである。元来の課題は,SallyとAnneの人形(doll protagonists)を用いた課題である。因みに,私は,この絵本を作成する際,公益社団法人著作権情報センターの著作権電話相談室に問い合わせ,実験課題の絵本化は著作権の運営上問題がないか確認した。電話をかけると,具体的に何条何項に照合して抵触しないのであれば問題ありません,との回答を得た。この相談は無料であった。今のところ,公衆に対して配信したり,絵本を出版する予定はないけれど,何かの時に対処しやすいように著作権について学んでおいた方が良いと思い,問い合わせた。文章構成においては,絵本の作成方法を説明した文献を参考にした。千葉幹夫(監)「楽しい絵本のつくりかた」を参照すると,読み手がリズムよく読めるように,句読点や改行の位置を調整するとよいと書かれていた。また,土井章史著「絵本をつくりたい人へ」とつるみゆき著「絵本つくりかた」を参照すると,読み手が読みやすくするために文節ごとにスペースを入れる分かち書きを用いるとよいと書かれていた。これらの知見は,科学的知見に基づいているか否かは明示されてはいなかったが,個人的に同意できる知見だったので,私は,句読点と改行の位置を調整し,分かち書きを用い,文章を構成した。
学部の授業「くらしと人間発達内容構成研究」は,これから始まるので,どのようにアレンジするか思案しているところである。楽しみである。
PROFILE
淡野将太 たんのしょうた 博士 (心理学) Syota TANNO, Ph.D.
淡野将太です。専門は心理学です。琉球大学で准教授を務めています。
Syota TANNO Ph.D., Associate Professor, University of the Ryukyus, Japan.
淡野将太です。専門は心理学です。琉球大学で准教授を務めています。
Syota TANNO Ph.D., Associate Professor, University of the Ryukyus, Japan.
Curriculum Vitae
Curriculum Vitae (Updated 19 September 2024)
Academic Degrees
2011年3月 広島大学 大学院教育学研究科 教育人間科学専攻 博士課程後期 博士 (心理学)
(Ph.D., Psychology, Hiroshima University, March 2011)
2008年3月 広島大学 大学院教育学研究科 心理学専攻 博士課程前期 修士 (心理学)
(M.A., Psychology, Hiroshima University, March 2008)
2006年3月 奈良教育大学 教育学部 教育・発達基礎コース 心理学専攻 学士 (教育学)
(B.A., Education, Nara University of Education, March 2006)
2002年3月 奈良県立畝傍高等学校
(Unebi Senior High School, March 2002)
Careers
2016年4月 - 琉球大学教育学部 准教授
(Associate Professor, University of the Ryukyus, April 2016 - Present)
2023年4月 - 2024年3月 University of New South Wales, Visiting Fellow
(Visiting Fellow, University of New South Wales, April 2023 - March 2024)
2014年4月 - 2016年3月 島根大学教育学部 講師
(Lecturer, Shimane University, April 2014 - March 2016)
2011年7月 - 2011年9月 University of New South Wales, Visiting Fellow
(Visiting Fellow, University of New South Wales, July 2011 - September 2011)
2011年6月 - 2014年3月 広島大学大学院教育学研究科 助教
(Assistant Professor, Hiroshima University, June 2011 - March 2014)
2011年4月 - 2011年5月 広島大学大学院教育学研究科 研究員
(Research Associate, Hiroshima University, April 2011 - May 2011)
2010年3月 - 2010年5月 University of New South Wales, Visiting Fellow
(Visiting Fellow, University of New South Wales, March 2010 - May 2010)
2008年4月 - 2011年3月 日本学術振興会 特別研究員 (DC1)
(Research Fellow of the Japan Society for the Promotion of Science (DC1), April 2008 - March 2011)
Affiliations
日本心理学会
(Japanese Psychological Association)
日本教育心理学会
(Japanese Association of Educational Psychology)
Research Interests
教授学習,宿題
(Teaching and Learning, Homework)
攻撃行動,やつ当たり
(Displaced Aggression and Triggered Displaced Aggression)
Publications
淡野 将太 (準備中). 知能 中尾 達馬・泊 真児・田中 寛二 (編著). 心理学 (pp.xx-xx). ナカニシヤ出版 (Tanno, S. (in preparation). Book chapter. In Japanese.)
淡野 将太 (準備中). 動機づけ 中尾 達馬・泊 真児・田中 寛二 (編著). 心理学 (pp.xx-xx). ナカニシヤ出版 (Tanno, S. (in preparation). Book chapter. In Japanese.)
Tanno, S. (2024). Sabbatical experiences and beyond: Enrichment and integration in psychology research and education. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 105, 71-74.
Urauchi, S., & Tanno, S. (2024). Homework and teacher: Relationships between elementary school teachers' beliefs in homework and homework assignments. Japanese Psychological Research, 66, 290-301. https://doi.org/10.1111/jpr.12412
淡野 将太・中尾 達馬・廣瀬 等・城間 吉貴 (2023). 教員養成課程における入学前教育の実施と評価 琉球大学教育学部紀要, 103, 9-15. (Tanno, S., Nakao, T., Hirose, H., & Shiroma, Y. (2023). Pre-entrance education and self-evaluation of incoming university students. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 103, 9-15. In Japanese.)
淡野 将太・浦内 桜・越中 康治 (2023). 小学校教師の宿題研究に対する認識 琉球大学教育学部紀要, 103, 1-7. (Tanno, S., Urauchi, S., & Etchu, K. (2023). Homework research and teacher: Interview with an elementary school teacher on psychological homework studies. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 103, 1-7. In Japanese.)
淡野 将太・浦内 桜・越中 康治・Chuang Chi-ching (2022). 小学校の宿題量評定における学年考慮の重要性 琉球大学教育学部紀要, 101, 5-7. (Tanno, S., Urauchi, S., Etchu, K., & Chuang, C. (2022). Importance of consideration for grade levels on homework evaluation in elementary school. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 101, 5-7. In Japanese.)
淡野 将太 (2022). 心理学の学術誌論文の執筆指導 琉球大学教育学部紀要, 101, 1-4.
浦内 桜・淡野 将太・越中 康治 (2022). 小学校における宿題の内容に関する研究 琉球大学教育学部紀要, 100, 1-6.
Tanno, S. (2022). A descriptive review of research on peace education concerning Okinawa. Okinawan Journal of Island Studies, 3, 103-114.
淡野 将太 (2022). PTSDと戦争 池上 大祐・波多野 想 (編著). 島嶼地域科学を拓く――問い直す環境・社会・歴史の実践―― (pp.156-159). ミネルヴァ書房 (Tanno, S. (2022). Book chapter. In Japanese.)
淡野 将太 (2022). トラウマとPTSD 池上 大祐・波多野 想 (編著). 島嶼地域科学を拓く――問い直す環境・社会・歴史の実践―― (pp.151-155). ミネルヴァ書房 (Tanno, S. (2022). Book chapter. In Japanese.)
淡野 将太・浦内 桜 (2021). 琉球大学とUniversity of Guam間のCOILを用いた心理学教育 琉球大学教育学部紀要, 99, 45-48. (Tanno, S., & Urauchi, S. (2021). Psychology education via COIL between University of the Ryukyus and University of Guam. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 99, 45-48. In Japanese.)
浦内 桜・淡野 将太 (2020). 小学校教師の宿題を用いた学習指導 琉球大学教育学部紀要, 97, 271-274.
淡野 将太・波照間 永熙 (2020). 小学校における自己調整学習と学業成績の関連 琉球大学教育学部紀要, 97, 275-277. (Tanno, S., & Hateruma, E. (2020). Relationship between self-regulated learning and grade level in elementary school. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 97, 275-277. In Japanese.)
越中 康治・目久田 純一・淡野 将太・徳岡 大・中村 多見 (2020). 道徳の教科化と評価の導入に対する教員の認識 宮城教育大学教育キャリア研究機構紀要, 2, 83-91.
越中 康治・目久田 純一・淡野 将太・徳岡 大 (2019). 国民意識と道徳教育均質化志向及び道徳の教科化への態度との関連 宮城教育大学紀要, 54, 425-431.
屋良 皇稀・淡野 将太 (2019). 児童の登校を巡る意識に関する研究 琉球大学教育学部紀要, 95, 57-63.
淡野 将太 (2019). 人はなぜやつ当たりをするのか?その心理学的分析 論座, 2019年6月12日. (Tanno, S. (2019). Displaced aggression. Online media article. In Japanese.)
淡野 将太 (2018). ソーシャルメディアを用いた対人交流 琉球大学教育学部紀要, 93, 1-5. (Tanno, S. (2018). Interpersonal networking through social media. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 93, 1-5. In Japanese.)
淡野 将太 (2017). 遊びから見た幼児期の仲間関係の発達に関する心理学卒業研究指導報告 琉球大学教育学部紀要, 91, 1-8. (Tanno, S. (2017). Instruction report of graduation research on peer relationships and play in childhood. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 91, 1-8. In Japanese.)
淡野 将太 (2017). 幼児期におけるごっこ遊びの様相に関する心理学卒業研究指導報告 琉球大学教育学部教育実践総合センター紀要, 24, 45-52. (Tanno, S. (2017). Instruction report of graduation research on pretend play in childhood. Bulletin of Faculty of Education Center for Educational Research and Development, 24, 45-52. In Japanese.)
淡野 将太 (2016). 保育における主体性育成 平成27年度島根大学教育学部附属学校園研究紀要, 22.
淡野 将太 (2015). 心理学と幼児教育 島根大学教育学部附属幼稚園平成26年度実践集録, 37.
淡野 将太 (2015). 幼稚園教育における環境構成とモデリング 平成26年度島根大学教育学部附属学校園研究紀要, 15.
淡野 将太・内田 祐 (2015). 保育学教育としての絵本作成 島根大学教育臨床総合研究, 14, 167-179. (Tanno, S., & Uchida Y. (2015). Picture book construction for childcare education. Bulletin on Center for Supporting Education, Shimane University, 14, 167-179. In Japanese with English abstract.)
Tanno, S., & Isobe, M. (2014). Effect of a psychoeducational intervention on displaced aggression. Memories of the Faculty of Education, Shimane University, 48, 39-42.
Tanno, S. (2013). Using communication papers to facilitate interactive instruction. Hiroshima Psychological Research, 13, 239-242.
淡野 将太 (2013). やつ当たりの研究パラダイム 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 62, 99-104. (Tanno, S. (2013). Research paradigm of displeced aggression. Bulletin of the Graduate School of Education, Hiroshima University, Part. Ⅲ (Education and Human Science), 62, 99-104. In Japanese with English abstract.)
Tanno, S. (2012). Classroom interaction and instructional design. Hiroshima Psychological Research, 12, 279-284.
Tanno, S. (2012). The effects of interpersonal relationships on triggered displaced aggression. Kazama Shobo. (Book publication, ISBN-13: 9784759919424)
Tanno, S. (2011). Taking over research styles and instructional modes of leading researcher. Hiroshima Psychological Research, 11, 333-338.
徳岡 大・山縣 麻央・淡野 将太・新見 直子・前田 健一 (2010). 小学生のキャリア意識と適応感の関連 広島大学心理学研究, 10, 111-119.
淡野 将太 (2010). 置き換えられた攻撃研究の変遷 教育心理学研究, 58, 108-120. (Tanno, S. (2010). Research on displaced aggression and triggered displaced aggression: A review. Japanese Journal of Educational Psychology, 58, 108-120. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2009). 地位が低い攻撃対象者に対するTDAに及ぼす関係性の調整効果 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 58, 193-198. (Tanno, S. (2009). The moderating effect of relationships on triggered displaced aggression towards low-status targets. Bulletin of the Graduate School of Education, Hiroshima University, Part. Ⅲ (Education and Human Science), 58, 193-198. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2009). ひとりで遊んでいる子どもの社会的行動特徴――静的遊びについて―― 発達研究, 23, 107-114. (Tanno, S. (2009). Social behavior of children playing alone: In the case of solitary passive play. Human Developmental Research, 23, 107-114. In Japanese with English abstract.)
若山 育代・岡花 祈一郎・一色 玲子・淡野 将太 (2009). 5歳児の協働描画の成立要因に関する一考察――非再現的表現「お化けトラック」を取り上げて―― 学習開発学研究, 2, 51-60.
淡野 将太 (2008). 攻撃の置き換え傾向とTDAパラダイムにおける攻撃評定の関連 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 57, 221-224. (Tanno, S. (2008). Relation between trait displaced aggression and aggressive responding in triggered displaced aggression paradigm. Bulletin of the Graduate School of Education, Hiroshima University, Part. Ⅲ (Education and Human Science), 57, 221-224. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2008). ひとりで遊んでいる子どもはどのように遊びを変化させるのか?――自由遊び場面における非社会的遊びの変化プロセス―― 発達研究, 22, 263-270. (Tanno, S. (2008). How do preschool children playing alone change over their play?: Change process of nonsocial play in free play. Human Developmental Research, 22, 263-270. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2008). 置き換えられた攻撃の誘発(TDA)に及ぼす挑発者および攻撃対象者の地位の影響 教育心理学研究, 56, 182-192. (Tanno, S. (2008). Status of provocateur and target, and triggered displaced aggression. Japanese Journal of Educational Psychology, 56, 182-192. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2008). 攻撃の置き換え傾向尺度(DAQ)日本語版作成に関する研究 教育心理学研究, 56, 171-181. (Tanno, S. (2008). Japanese version of the Displaced Aggression Questionnaire. Japanese Journal of Educational Psychology, 56, 171-181. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太・前田 健一 (2007). 大学生とニックネーム ――ニックネームの由来とニックネームに対する感情について―― 広島大学心理学研究, 7, 311-314. (Tanno, S., & Maeda, K. (2007). University students and nicknames: The origins of nicknames and the feelings toward nicknames. Hiroshima Psychological Research, 7, 311-314. In Japanese with English abstract.)
越中 康治・新見 直子・淡野 将太・松田 由希子・前田 健一 (2007). 攻撃行動に対する幼児の善悪判断に及ぼす動機と目的の影響 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 56, 319-323.
新見 直子・前田 健一・越中 康治・松田 由希子・淡野 将太 (2007). 大学生のアイデンティティ・スタイルとキャリア発達の基礎スキル 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 56, 253-261.
淡野 将太・前田 健一 (2006). 自由遊び場面における幼児の非社会的遊びの変化 広島大学心理学研究, 6, 249-256. (Tanno, S., & Maeda, K. (2006). The change of non-social play of preschool children in free play. Hiroshima Psychological Research, 6, 249-256. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太・前田 健一 (2006). 日本人大学生の社会的行動特徴としての甘えと文化的自己観の関連 広島大学心理学研究, 6, 163-174. (Tanno, S., & Maeda, K. (2006). The relations between amae as a social behavior of Japanese college students and cultural construal of self. Hiroshima Psychological Research, 6, 163-174. In Japanese with English abstract.)
越中 康治・江村 理奈・新見 直子・目久田 純一・淡野 将太・前田 健一 (2006). 幼児の社会的適応と攻撃タイプ(4) 広島大学心理学研究, 6, 141-150.
越中 康治・江村 理奈・新見 直子・目久田 純一・淡野 将太・前田 健一 (2006). 幼児の社会的適応と攻撃タイプ(3) 広島大学心理学研究, 6, 131-140.
越中 康治・目久田 純一・淡野 将太 ・前田 健一 (2006). 制裁としての攻撃に対する幼児の善悪判断に及ぼす損害の回復可能性の影響 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学領域), 55, 237-243.
Courses
琉球大学
-大学院
--教育心理学特論
--教育心理学特論演習
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--教育心理学
--教育心理学演習
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(Education, University of the Ryukyus, Nishihara-cho, Okinawa, Japan 903-0213)
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