後期,大学院の「家庭科内容構成研究特論(保育学分野)」を開講している。名前の通り,家庭科保育学分野の内容構成研究の特論である。履修生は,ストレートマスターである大学院生ふたりである。
私は,この授業に,「家族関係」をテーマとした授業作成と学部生を対象とした模擬授業の展開を組み込んだ。私は,島根大学教育学部に着任した春の段階では,この授業で発達心理学の外書講読を行い,家庭科保育学分野で取り扱う内容の学術的背景を大学院生に修学させる予定だった。夏,大学院生ふたりと話をしていると,家庭科保育学分野の実践的なサムシングを展開したいとのリクエストがあがった。そのリクエストにお応えして,私は,授業作成と模擬授業を組み込んだ。家庭科保育学分野では,中学生や高校生を保育所や幼稚園に引率し,中学生や高校生が子どもと関わる件がある。私も,自分が中学生の時に,家庭科の授業で自分が通った幼稚園を訪問し,幼稚園児と交流した思い出がある。私は,大学院生が教員役となり,アヴェイラブルな学部生を中学生もしくは高校生に見立て,島根大学教育学部附属幼稚園を訪れることを試案した。しかし,教諭と交流した時,私が,「島根大学教育学部附属幼稚園は,web pageでいろいろと公開しているように,イヴェントが充実していますね。」と話すと,教諭が,「確かに充実しているんですけど,イヴェントが多すぎると忙しくて大変な時もあります。」と返されたので,授業の一環で訪問する取り組みは,少なくとも今年度は控えることにした。幼稚園を訪問しなくても,大学内でドメスティックに実践的サムシングを展開することは可能である。私は,学部の「家族関係」を開講している。この授業は,中学校教諭免許状家庭に関する必修科目であり,「教科に関する科目」の「家庭経営学(家族関係学及び家庭経済学を含む。)」に該当する。私は,大学院生に,家庭科保育学の家族関係に関する授業を作成し,学部の授業で模擬授業を展開することを提案した。学部生は,中学生としてそれを受講する。池上彰著「池上彰の「ニュース,そこからですか!?」」という文春新書の本がある。この本の「おわりに」には,「文藝春秋という会社は,以外に規模が小さくて社内の風通しがよく,「週刊文春」や「文藝春秋」に記事が掲載されると,文春新書で本にしましょう,という動きになります。まさか「二度おいしい」などとは考えていないでしょうが。」と記述されている。今回の取り組みは,大学院生は家庭科内容構成を磨き,学部生は授業を疑似体験する。2度おいしいのである。
大学院生は,それぞれ,家庭のイメージマッピングと家族関係のロールプレイングをテーマとした授業を行った。イメージマッピングは,「家庭」という語から連想する語を記述させ,家庭を具体的に思考させる取り組みとして展開された。心理学では,Collins & Loftus(1975)の意味ネットワークモデル(semantic network model)という記憶のモデルがある。このモデルは,意味的関連性のある概念同士は結び付いており,ある概念が活性化すると,関連のある他の概念も活性化すると想定する。イメージマッピングは,意味ネットワークモデルと概念的にオーヴァーラップする部分がある。意味ネットワークモデルを踏襲すると,私の記憶の中では,「イメージマッピング」という概念と「意味ネットワークモデル」という概念は,他方が活性化すると他方が活性化する関係にある。ロールプレイングは,家族構成員の視点から家族内で生起する事象を考察し,家族構成員の感情や思考や行動を考える機会を提供する取り組みとして展開された。ここで面白かったのは,主人公である男子中学生の名前が「しょうた」だったことである。そう,私と同じ名前である。大学院生が,私と同じ名前の人物を主人公として模擬授業に組み込んだのである。学生たちが,中学生としてロールプレイングを作成していた時,「しょうたにこう言わせたら面白いね。」とか「思春期だから,しょうたの受け答えはもっと無愛想でもいいかも。」という声が聞こえ,「しょうたはねえ・・・」,「もっとしょうたの・・・」といった具合に,「しょうた」という呼称が100回以上聞こえてきた。因みに,私は,行動特徴の関係からか,「淡野」をベースとした呼称で呼ばれることが多く,「将太」をベースとした呼称で呼ばれることは少ない。私を「将太」をベースとした呼称で呼ぶ人は家族と親戚くらいで,友人や知人は「淡野」をベースとした呼称を採用する。中学校学習指導要領解説技術・家庭編には,「A 家族・家庭と子どもの成長」において,「生徒のプライバシーには十分配慮する」とある。いずれの取り組みも,この点への配慮は十分に行った。授業の対象者は,中学生として授業する学部生なので,学部生自身による認知的ハンドリングは比較的容易だっただろう。
学部生が提出した授業に対するコミュニケイションペイパーを参照すると,大学院生がそれぞれ展開した授業はなかなか好評だった。具体的なワークによる導入によって学習がスムースに進んだ, 「家庭がなくなったらどうなる?」という発問によって家庭の大切さを感じることができた,前回の復習があり内容を思い出せた,ロールプレイング自体が楽しかった,ナレーションが入る点は登場人物の気持ちが分かってよいと思う,という趣旨のコメントがあった。また,ペリフェラルであるが,学生の意見をひとつひとつ受容していた,相槌があって回答者が答えやすかった,中学校の授業を受けているように感じられた,黒板の字がきれいだった,というコメントもあった。
大学院生のひとりは,批判的コメントに対して,少し気を落としてもいた。私は,学部生にコミュニケイションペイパーを配布する際,「批評して欲しい。」とリクエストした。大学院生の授業で,良いと感じた点は,どのような考えから良いと感じたのか書いて欲しい,一方,改善を要すると感じた点は,どのような考えから改善を要すると感じたのか書いて欲しい,そして,可能であれば,対案を示して欲しい。コメントを参照すると,ワークシートの記入項目が多かったので減らしても良いと思う,時間配分に工夫が必要だと思う,という趣旨のものがあった。これらはいずれも,レクチャーする者の裁量に依存するコメントである。記入量の多寡や時間配分は,極端な分量や極端な配分でない限り,議論は水かけ論となりやすい。私はこう考える,いや,僕はこう考える,という議論は,着地点がない。だから,私は,大学院生に,あまり落ち込む種類のものではないとお伝えした。
大学院生による学部授業の展開は,初年度の展開としては,及第点のアレンジメントだと自負している。大学院生にも学部生にも刺激を与えられたと思う。
因みに,私は,大学における授業では,コミュニケイションペイパーを用いて学生の発問を促したり,学生の疑問に応えたりする授業展開を行っている。2013年に,コミュニケイションペイパーを用いた授業展開に関する小文を研究ノートとして論文化して以来,この取り組みを続けている。
PROFILE
淡野将太 たんのしょうた 博士 (心理学) Syota TANNO, Ph.D.
淡野将太です。専門は心理学です。琉球大学で准教授を務めています。
Syota TANNO Ph.D., Associate Professor, University of the Ryukyus, Japan.
淡野将太です。専門は心理学です。琉球大学で准教授を務めています。
Syota TANNO Ph.D., Associate Professor, University of the Ryukyus, Japan.
Curriculum Vitae
Curriculum Vitae (Updated 19 September 2024)
Academic Degrees
2011年3月 広島大学 大学院教育学研究科 教育人間科学専攻 博士課程後期 博士 (心理学)
(Ph.D., Psychology, Hiroshima University, March 2011)
2008年3月 広島大学 大学院教育学研究科 心理学専攻 博士課程前期 修士 (心理学)
(M.A., Psychology, Hiroshima University, March 2008)
2006年3月 奈良教育大学 教育学部 教育・発達基礎コース 心理学専攻 学士 (教育学)
(B.A., Education, Nara University of Education, March 2006)
2002年3月 奈良県立畝傍高等学校
(Unebi Senior High School, March 2002)
Careers
2016年4月 - 琉球大学教育学部 准教授
(Associate Professor, University of the Ryukyus, April 2016 - Present)
2023年4月 - 2024年3月 University of New South Wales, Visiting Fellow
(Visiting Fellow, University of New South Wales, April 2023 - March 2024)
2014年4月 - 2016年3月 島根大学教育学部 講師
(Lecturer, Shimane University, April 2014 - March 2016)
2011年7月 - 2011年9月 University of New South Wales, Visiting Fellow
(Visiting Fellow, University of New South Wales, July 2011 - September 2011)
2011年6月 - 2014年3月 広島大学大学院教育学研究科 助教
(Assistant Professor, Hiroshima University, June 2011 - March 2014)
2011年4月 - 2011年5月 広島大学大学院教育学研究科 研究員
(Research Associate, Hiroshima University, April 2011 - May 2011)
2010年3月 - 2010年5月 University of New South Wales, Visiting Fellow
(Visiting Fellow, University of New South Wales, March 2010 - May 2010)
2008年4月 - 2011年3月 日本学術振興会 特別研究員 (DC1)
(Research Fellow of the Japan Society for the Promotion of Science (DC1), April 2008 - March 2011)
Affiliations
日本心理学会
(Japanese Psychological Association)
日本教育心理学会
(Japanese Association of Educational Psychology)
Research Interests
教授学習,宿題
(Teaching and Learning, Homework)
攻撃行動,やつ当たり
(Displaced Aggression and Triggered Displaced Aggression)
Publications
淡野 将太 (準備中). 知能 中尾 達馬・泊 真児・田中 寛二 (編著). 心理学 (pp.xx-xx). ナカニシヤ出版 (Tanno, S. (in preparation). Book chapter. In Japanese.)
淡野 将太 (準備中). 動機づけ 中尾 達馬・泊 真児・田中 寛二 (編著). 心理学 (pp.xx-xx). ナカニシヤ出版 (Tanno, S. (in preparation). Book chapter. In Japanese.)
Tanno, S. (2024). Sabbatical experiences and beyond: Enrichment and integration in psychology research and education. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 105, 71-74.
Urauchi, S., & Tanno, S. (2024). Homework and teacher: Relationships between elementary school teachers' beliefs in homework and homework assignments. Japanese Psychological Research, 66, 290-301. https://doi.org/10.1111/jpr.12412
淡野 将太・中尾 達馬・廣瀬 等・城間 吉貴 (2023). 教員養成課程における入学前教育の実施と評価 琉球大学教育学部紀要, 103, 9-15. (Tanno, S., Nakao, T., Hirose, H., & Shiroma, Y. (2023). Pre-entrance education and self-evaluation of incoming university students. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 103, 9-15. In Japanese.)
淡野 将太・浦内 桜・越中 康治 (2023). 小学校教師の宿題研究に対する認識 琉球大学教育学部紀要, 103, 1-7. (Tanno, S., Urauchi, S., & Etchu, K. (2023). Homework research and teacher: Interview with an elementary school teacher on psychological homework studies. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 103, 1-7. In Japanese.)
淡野 将太・浦内 桜・越中 康治・Chuang Chi-ching (2022). 小学校の宿題量評定における学年考慮の重要性 琉球大学教育学部紀要, 101, 5-7. (Tanno, S., Urauchi, S., Etchu, K., & Chuang, C. (2022). Importance of consideration for grade levels on homework evaluation in elementary school. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 101, 5-7. In Japanese.)
淡野 将太 (2022). 心理学の学術誌論文の執筆指導 琉球大学教育学部紀要, 101, 1-4.
浦内 桜・淡野 将太・越中 康治 (2022). 小学校における宿題の内容に関する研究 琉球大学教育学部紀要, 100, 1-6.
Tanno, S. (2022). A descriptive review of research on peace education concerning Okinawa. Okinawan Journal of Island Studies, 3, 103-114.
淡野 将太 (2022). PTSDと戦争 池上 大祐・波多野 想 (編著). 島嶼地域科学を拓く――問い直す環境・社会・歴史の実践―― (pp.156-159). ミネルヴァ書房 (Tanno, S. (2022). Book chapter. In Japanese.)
淡野 将太 (2022). トラウマとPTSD 池上 大祐・波多野 想 (編著). 島嶼地域科学を拓く――問い直す環境・社会・歴史の実践―― (pp.151-155). ミネルヴァ書房 (Tanno, S. (2022). Book chapter. In Japanese.)
淡野 将太・浦内 桜 (2021). 琉球大学とUniversity of Guam間のCOILを用いた心理学教育 琉球大学教育学部紀要, 99, 45-48. (Tanno, S., & Urauchi, S. (2021). Psychology education via COIL between University of the Ryukyus and University of Guam. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 99, 45-48. In Japanese.)
浦内 桜・淡野 将太 (2020). 小学校教師の宿題を用いた学習指導 琉球大学教育学部紀要, 97, 271-274.
淡野 将太・波照間 永熙 (2020). 小学校における自己調整学習と学業成績の関連 琉球大学教育学部紀要, 97, 275-277. (Tanno, S., & Hateruma, E. (2020). Relationship between self-regulated learning and grade level in elementary school. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 97, 275-277. In Japanese.)
越中 康治・目久田 純一・淡野 将太・徳岡 大・中村 多見 (2020). 道徳の教科化と評価の導入に対する教員の認識 宮城教育大学教育キャリア研究機構紀要, 2, 83-91.
越中 康治・目久田 純一・淡野 将太・徳岡 大 (2019). 国民意識と道徳教育均質化志向及び道徳の教科化への態度との関連 宮城教育大学紀要, 54, 425-431.
屋良 皇稀・淡野 将太 (2019). 児童の登校を巡る意識に関する研究 琉球大学教育学部紀要, 95, 57-63.
淡野 将太 (2019). 人はなぜやつ当たりをするのか?その心理学的分析 論座, 2019年6月12日. (Tanno, S. (2019). Displaced aggression. Online media article. In Japanese.)
淡野 将太 (2018). ソーシャルメディアを用いた対人交流 琉球大学教育学部紀要, 93, 1-5. (Tanno, S. (2018). Interpersonal networking through social media. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 93, 1-5. In Japanese.)
淡野 将太 (2017). 遊びから見た幼児期の仲間関係の発達に関する心理学卒業研究指導報告 琉球大学教育学部紀要, 91, 1-8. (Tanno, S. (2017). Instruction report of graduation research on peer relationships and play in childhood. Bulletin of Faculty of Education University of the Ryukyus, 91, 1-8. In Japanese.)
淡野 将太 (2017). 幼児期におけるごっこ遊びの様相に関する心理学卒業研究指導報告 琉球大学教育学部教育実践総合センター紀要, 24, 45-52. (Tanno, S. (2017). Instruction report of graduation research on pretend play in childhood. Bulletin of Faculty of Education Center for Educational Research and Development, 24, 45-52. In Japanese.)
淡野 将太 (2016). 保育における主体性育成 平成27年度島根大学教育学部附属学校園研究紀要, 22.
淡野 将太 (2015). 心理学と幼児教育 島根大学教育学部附属幼稚園平成26年度実践集録, 37.
淡野 将太 (2015). 幼稚園教育における環境構成とモデリング 平成26年度島根大学教育学部附属学校園研究紀要, 15.
淡野 将太・内田 祐 (2015). 保育学教育としての絵本作成 島根大学教育臨床総合研究, 14, 167-179. (Tanno, S., & Uchida Y. (2015). Picture book construction for childcare education. Bulletin on Center for Supporting Education, Shimane University, 14, 167-179. In Japanese with English abstract.)
Tanno, S., & Isobe, M. (2014). Effect of a psychoeducational intervention on displaced aggression. Memories of the Faculty of Education, Shimane University, 48, 39-42.
Tanno, S. (2013). Using communication papers to facilitate interactive instruction. Hiroshima Psychological Research, 13, 239-242.
淡野 将太 (2013). やつ当たりの研究パラダイム 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 62, 99-104. (Tanno, S. (2013). Research paradigm of displeced aggression. Bulletin of the Graduate School of Education, Hiroshima University, Part. Ⅲ (Education and Human Science), 62, 99-104. In Japanese with English abstract.)
Tanno, S. (2012). Classroom interaction and instructional design. Hiroshima Psychological Research, 12, 279-284.
Tanno, S. (2012). The effects of interpersonal relationships on triggered displaced aggression. Kazama Shobo. (Book publication, ISBN-13: 9784759919424)
Tanno, S. (2011). Taking over research styles and instructional modes of leading researcher. Hiroshima Psychological Research, 11, 333-338.
徳岡 大・山縣 麻央・淡野 将太・新見 直子・前田 健一 (2010). 小学生のキャリア意識と適応感の関連 広島大学心理学研究, 10, 111-119.
淡野 将太 (2010). 置き換えられた攻撃研究の変遷 教育心理学研究, 58, 108-120. (Tanno, S. (2010). Research on displaced aggression and triggered displaced aggression: A review. Japanese Journal of Educational Psychology, 58, 108-120. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2009). 地位が低い攻撃対象者に対するTDAに及ぼす関係性の調整効果 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 58, 193-198. (Tanno, S. (2009). The moderating effect of relationships on triggered displaced aggression towards low-status targets. Bulletin of the Graduate School of Education, Hiroshima University, Part. Ⅲ (Education and Human Science), 58, 193-198. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2009). ひとりで遊んでいる子どもの社会的行動特徴――静的遊びについて―― 発達研究, 23, 107-114. (Tanno, S. (2009). Social behavior of children playing alone: In the case of solitary passive play. Human Developmental Research, 23, 107-114. In Japanese with English abstract.)
若山 育代・岡花 祈一郎・一色 玲子・淡野 将太 (2009). 5歳児の協働描画の成立要因に関する一考察――非再現的表現「お化けトラック」を取り上げて―― 学習開発学研究, 2, 51-60.
淡野 将太 (2008). 攻撃の置き換え傾向とTDAパラダイムにおける攻撃評定の関連 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 57, 221-224. (Tanno, S. (2008). Relation between trait displaced aggression and aggressive responding in triggered displaced aggression paradigm. Bulletin of the Graduate School of Education, Hiroshima University, Part. Ⅲ (Education and Human Science), 57, 221-224. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2008). ひとりで遊んでいる子どもはどのように遊びを変化させるのか?――自由遊び場面における非社会的遊びの変化プロセス―― 発達研究, 22, 263-270. (Tanno, S. (2008). How do preschool children playing alone change over their play?: Change process of nonsocial play in free play. Human Developmental Research, 22, 263-270. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2008). 置き換えられた攻撃の誘発(TDA)に及ぼす挑発者および攻撃対象者の地位の影響 教育心理学研究, 56, 182-192. (Tanno, S. (2008). Status of provocateur and target, and triggered displaced aggression. Japanese Journal of Educational Psychology, 56, 182-192. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太 (2008). 攻撃の置き換え傾向尺度(DAQ)日本語版作成に関する研究 教育心理学研究, 56, 171-181. (Tanno, S. (2008). Japanese version of the Displaced Aggression Questionnaire. Japanese Journal of Educational Psychology, 56, 171-181. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太・前田 健一 (2007). 大学生とニックネーム ――ニックネームの由来とニックネームに対する感情について―― 広島大学心理学研究, 7, 311-314. (Tanno, S., & Maeda, K. (2007). University students and nicknames: The origins of nicknames and the feelings toward nicknames. Hiroshima Psychological Research, 7, 311-314. In Japanese with English abstract.)
越中 康治・新見 直子・淡野 将太・松田 由希子・前田 健一 (2007). 攻撃行動に対する幼児の善悪判断に及ぼす動機と目的の影響 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 56, 319-323.
新見 直子・前田 健一・越中 康治・松田 由希子・淡野 将太 (2007). 大学生のアイデンティティ・スタイルとキャリア発達の基礎スキル 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学関連領域), 56, 253-261.
淡野 将太・前田 健一 (2006). 自由遊び場面における幼児の非社会的遊びの変化 広島大学心理学研究, 6, 249-256. (Tanno, S., & Maeda, K. (2006). The change of non-social play of preschool children in free play. Hiroshima Psychological Research, 6, 249-256. In Japanese with English abstract.)
淡野 将太・前田 健一 (2006). 日本人大学生の社会的行動特徴としての甘えと文化的自己観の関連 広島大学心理学研究, 6, 163-174. (Tanno, S., & Maeda, K. (2006). The relations between amae as a social behavior of Japanese college students and cultural construal of self. Hiroshima Psychological Research, 6, 163-174. In Japanese with English abstract.)
越中 康治・江村 理奈・新見 直子・目久田 純一・淡野 将太・前田 健一 (2006). 幼児の社会的適応と攻撃タイプ(4) 広島大学心理学研究, 6, 141-150.
越中 康治・江村 理奈・新見 直子・目久田 純一・淡野 将太・前田 健一 (2006). 幼児の社会的適応と攻撃タイプ(3) 広島大学心理学研究, 6, 131-140.
越中 康治・目久田 純一・淡野 将太 ・前田 健一 (2006). 制裁としての攻撃に対する幼児の善悪判断に及ぼす損害の回復可能性の影響 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部 (教育人間科学領域), 55, 237-243.
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琉球大学
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